訪日外国人の数が増加しつつあるなか、ホテルや旅館では売却の動きが相次いでいる。香港で会社を経営する男性は別荘のように泊まれる旅館を求め、神奈川・箱根町を訪れていた。販売予定価格が数億円にのぼる旅館を内覧していたが、複数の宿泊施設を購入したい考え。今年の初めには1ドル115円ほどだった円相場は現在、140円近くと、外国から見ると2割ほど安くなっている計算になる。仲介業者には、この半年だけで40件近くも「売りたい」という相談が来ていて、コロナ禍で増えた借金を、ホテルを売却することで返済しようとする人もいる。大越キャスターは「円安を背景に日本売りが宿泊業界でも進んでいると考えると、複雑な気持ち」と語った。
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